医療事務のための平成20年度の診療報酬改定の概要と解説



超音波検査におけるパルスドプラ法の評価の廃止

平成20年度 診療報酬改定の概要と解説

平成20年度 診療報酬改定の概要と解説医療費の配分の中で効率化の余地があると思われる領域の評価の在り方について検討する視点≫超音波検査におけるパルスドプラ法の評価の廃止

超音波検査におけるパルスドプラ法の評価の廃止
産科や小児科をはじめとする病院勤務医の負担の軽減(13)
患者から見て分かりやすく、患者の生活の質(QOL)を高める医療を実現する視点(11)
質の高い医療を効率的に提供するために医療機能の分化・連携を推進する視点(16)
我が国の医療の中で今後重点的に対応していくべきと思われる領域の評価の在り方について検討する視点(12)
医療費の配分の中で効率化の余地があると思われる領域の評価の在り方について検討する視点(5)
後期高齢者の診療報酬について(12)
心臓や腹部などに行われている超音波検査は、侵襲(身体への負担)の少なさや簡便さから多くの医療機関で普及し、現在では種々の診断や治療に欠くことのできない医療機器の1つとなっている。
また、超音波機器の特殊機能の一つであるパルスドプラ機能は、機器の進歩により、現在では標準搭載されている機能である。特に心臓超音波では、他の領域に比べて実施率が高く、基本的な機能と考えられるため、特別な評価を廃止し、検査料の基本部分に含めて評価を行う。
■ 具体的な内容
心臓超音波検査について、基本検査料を見直した上で(増点)、UCGにおける「パルスドプラ法加算」を廃止する。
現 行 改正案
【超音波検査】
3 UCG
イ 断層撮影法及びMモード法による検査
780点
ロ Mモード法のみによる検査
400点
ハ 経食道的超音波法
800点
注1 パルスドプラ法 加算
200点
【超音波検査】
3 UCG
イ 断層撮影法及びMモード法による検査
880点
ロ Mモード法のみによる検査
500点
ハ 経食道的超音波法
1,500点
注1 パルスドプラ法 加算
廃止
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■ 解説
心臓超音波(UCG)のパルスドプラ法は基本的な機能となったために200点の加算は廃止となりました。
ただし、基本検査料の断層撮影法及びMモード法による検査は100点引き上げられたために実質的には▲100点になりました。
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