医療事務のための平成20年度の診療報酬改定の概要と解説



虫垂切除術に係る病状に応じた技術の評価

平成20年度 診療報酬改定の概要と解説

平成20年度 診療報酬改定の概要と解説医療費の配分の中で効率化の余地があると思われる領域の評価の在り方について検討する視点≫虫垂切除術に係る病状に応じた技術の評価

虫垂切除術に係る病状に応じた技術の評価
産科や小児科をはじめとする病院勤務医の負担の軽減(13)
患者から見て分かりやすく、患者の生活の質(QOL)を高める医療を実現する視点(11)
質の高い医療を効率的に提供するために医療機能の分化・連携を推進する視点(16)
我が国の医療の中で今後重点的に対応していくべきと思われる領域の評価の在り方について検討する視点(12)
医療費の配分の中で効率化の余地があると思われる領域の評価の在り方について検討する視点(5)
後期高齢者の診療報酬について(12)
急性虫垂炎に対して標準的に行われている虫垂切除術や腹腔鏡下虫垂切除術は、炎症の程度(重症度)により手術の難易度は様々であるが、現行の診療報酬では炎症の程度や難易度による技術の評価はされておらず、臨床との乖離が見られるとの指摘がある。
このため、重症度を表す虫垂周囲膿瘍を指標として、虫垂切除術及び腹腔鏡下虫垂切除術の評価について見直す。
■ 具体的な内容
虫垂周囲膿瘍の有無により分類し、腹腔鏡下虫垂切除術を再評価する。
現 行 改正案
【虫垂切除術】 6,210点




【腹腔鏡下虫垂切除術】 18,000点
【虫垂切除術】
1 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの
6,210点
2 虫垂周囲膿瘍を伴うもの
8,880点
【腹腔鏡下虫垂切除術】
1 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの
8,210点
2 虫垂周囲膿瘍を伴うもの
10,880点
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■ 解説
虫垂切除術は虫垂周囲膿瘍の有無で2つに分類されました。
また、腹腔鏡下虫垂切除術は再評価で虫垂周囲膿瘍を伴わないものは▲9,790点、伴うものも▲7,120点と大きく引き下げられました。
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