虫垂切除術に係る病状に応じた技術の評価 |
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急性虫垂炎に対して標準的に行われている虫垂切除術や腹腔鏡下虫垂切除術は、炎症の程度(重症度)により手術の難易度は様々であるが、現行の診療報酬では炎症の程度や難易度による技術の評価はされておらず、臨床との乖離が見られるとの指摘がある。
このため、重症度を表す虫垂周囲膿瘍を指標として、虫垂切除術及び腹腔鏡下虫垂切除術の評価について見直す。 |
■ 具体的な内容 |
虫垂周囲膿瘍の有無により分類し、腹腔鏡下虫垂切除術を再評価する。 |
現 行 |
改正案 |
【虫垂切除術】 6,210点
【腹腔鏡下虫垂切除術】 18,000点 |
【虫垂切除術】
1 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの
6,210点
2 虫垂周囲膿瘍を伴うもの
8,880点
【腹腔鏡下虫垂切除術】
1 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの
8,210点
2 虫垂周囲膿瘍を伴うもの
10,880点 |
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■ 解説 |
虫垂切除術は虫垂周囲膿瘍の有無で2つに分類されました。
また、腹腔鏡下虫垂切除術は再評価で虫垂周囲膿瘍を伴わないものは▲9,790点、伴うものも▲7,120点と大きく引き下げられました。 |
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